相続

１　多様な相続問題

相続の問題は状況に応じて多種多様な対応が必要です。

(1)生前の相続対策

遺言の作成が基本となります。

(2)相続放棄・限定承認

債務超過の場合には相続放棄・限定承認を検討することになります。

(3)相続発生後～遺言がある場合

遺言の内容通りに執行します（遺言執行）。遺言により遺留分を侵害されている場合には遺留分減殺請求を行うか否かを検討することになります。

(4)相続発生後～遺言がない場合

相続人の間で遺産分割協議を行って遺産を分割します。協議ができない場合には遺産分割調停を申し立てます。遺産分割に際しては寄与分・特別受益を考慮する必要があります。

２　相続は専門性の高い分野です

相続分野は、法律が複雑であり、また、税金、不動産、金融実務などに関する知識も必要となる極めて専門性の高い分野です。したがって、素人判断によることなく専門家にご相談されることをお勧めします。