所長インタビュー
「OSAKAベーシック法律事務所」の名前に込めた先生の思いをお教え下さい。
一般に、弁護士や法律事務所は、「何をしているのか分からない」、「敷居が高くて、よっぽどのことがない限り足を踏み入れたくない」、「自分とは無関係な世界だ」と思われているようです。
しかし、我々が扱っている法律は現代社会の基盤であり、たとえ意識していなくても、法律にかかわらないで生活することはできません。例えば、自宅を購入する場合には不動産売買契約を締結しますし、住宅ローンを組むということは銀行との間で金銭消費貸借契約を締結するということです。自宅に入居した後の近隣との関係も法律によって規律されます。
ですから、本来、法律事務所は、誰もが普通に利用できるものでなければならないはずですが、残念ながら、弁護士側の努力不足もあって、敷居が高い存在となってしまっていたのではないでしょうか。
私は、誰もが普通に利用できる社会や生活の基盤としての法律事務所を提供したいと考えて「ベーシック」と名付けました。
「OSAKA」を冠した理由は何ですか?
私は大阪で生まれ育ち、学校や仕事もずっと大阪でした。ですから大阪には強い愛着があります。
「大阪」ではなく「OSAKA」としたのは、世界の中のOSAKA、アジアの中のOSAKAをイメージしているからです。OSAKAには十二分な潜在力があり、これを活かせば発展しないはずがありません。OSAKAと一緒に発展したいという気持ちを込めて、OSAKAを冠したのです。
OSAKAを冠した以上、その名に恥じないような事務所にしたいと考えています。
OSAKAベーシック法律事務所の展望を教えてください。
将来的な展望ですが、個人間の紛争から一定規模の会社の紛争まで、幅広く、高いレベルで法的サービスを提供できる態勢を築き上げることです。「狭く、深く」や「広く、浅く」ではなく「広く、深く」です。特定の法律分野を深く掘り下げて研鑽を積むことは、他の法律分野においてもより深く理解することに繋がると確信しています。
また、複雑化した現代社会では、特定の分野だけを知っていればよいということはあり得ません。例えば、相続や離婚、あるいは会社における紛争において不動産の問題が生じている場合には、不動産の問題についても通じている必要があるのです。相続だけの専門家、離婚だけの専門家、会社法だけの専門家であってはなりません。
これこそがクライアントの方のニーズに応えることであり、当事務所の目指すべき方向だと考えています。
先生とお話ししていますと弁護士が常に研鑽を積み、クライアントの方に最高のサービスを提供するというお考えが伝わってきますが、弁護士という専門家の取る姿勢として重要なのはどういうことだとお考えでしょうか。
第1に、事実関係や裁判例・学説を徹底的に調査したうえで、更に自分の頭で徹底的に考えることです。単に事実関係を法律に当てはめるだけでは適切な解決はできません。私はこのことを、執筆活動やいくつもの最高裁判例を獲得する過程で学びました。
第2に、クライアントの方と徹底的に向き合い、議論をつくすことです。弁護士が考えた結論をクライアントの方に押し付けるべきではありません。クライアントの方が納得できるまで議論をつくすことが重要だと考えています。
第3に、フェアな事件処理をすることです。もし、クライアントの方がアンフェアな処理を希望されるのであれば、御依頼をお断りするかもしれません。
最後にこのホームページを見てご相談しようと思っている方に一言ご挨拶をお願いします。
法的なトラブルを抱えていても、「法律問題なのかどうか分からない」、「こんなことで弁護士に相談してもよいのだろうか?」と弁護士に相談されることをためらわれる方も多いようです。
しかし、相談されるのが早ければ早いほど容易に解決することが多いですし、対処が遅れると解決困難になってしまうこともあります。ですから、できるだけ早期に当事務所に御相談ください。