大阪弁護士会の第2回法律事務職員研修に行ってきました。
テーマは「書類の見方・取り寄せ方(相続等)」
相続が発生した場合に、相続人が誰であるかを確定させ、証明するために「戸籍」が必要となります。
そこから相続人を読み取っていく作業を中心に講義が進みました。
この「戸籍」に色々な種類があるのをご存知ですか?
実は、法律の改正などにともない平成・昭和・大正・明治に数回変更されているのです。
その都度新しいものが作られているので、それぞれの形式で書かれた古い戸籍が存在しています。
手書きの達筆で「本籍ニ於テ出生父届出明治弐捨四年五月捨参日受付入籍」など、ずらずらと縦書きで書いてあります。
社会で役立つことは無いと思われた国文学科卒がここで何となく役に立ったのか、割と抵抗なく読めたのでちょっと嬉しかったです。
現在は夫婦とその子供しか記載されずスッキリしていますが、古いものは家単位で全員記載されていますので「祖父・祖母・父・母・叔父・そのお嫁さん・いとこのお兄ちゃん・自分・弟・弟のお嫁さん・妹・・・」みたいな感じで、とりあえずごちゃごゃしています。
「えー?!これは誰のお嫁さんで誰の子供?!」と混乱するわけです。(もちろん私が。)
でも不思議と家族ってこうやって昔から繋がってきたんだなと感慨深い気持ちもします。
(事務局Ⅰ)